痛みの少ない歯周病治療 歯石除去
枚方市の北川歯科医院です。
今回は歯周病治療や歯石の除去についてお話ししていきたいと思います。
歯周病の治療や歯科医院で歯石をとってもらうことに関して、よく患者さんから
「以前他院で歯石除去を受けたけど、痛くてもう2度としたくないと思った。」
「終わったあと血だらけになり怖くて通うのをやめた。」
「意味もわからず何回も通わされて嫌だった。」と
こんなお声をいただくこともしばしばあります。

確かにそもそも歯医者さんに通うこと自体頑張って通っているのに、その上痛い思いをしないといけなかったら僕だったらもう行かないと思います。
ですが、今回の歯周病のお話を聞いていただいて、ちょっと通ってみようかな〜と思っていただけると嬉しいです。
歯石を取る理由
そもそも歯周病の治療で、なぜ歯石を取らないといけないのか?
歯石は歯の汚れ(歯垢)が唾液のカルシウムが沈着し、石灰化してできた言わば「細菌の塊」です。
また歯石には無数の穴が開いており、表面がザラザラしているので細菌が付着しやすく、さらに歯の周りの組織(歯周組織)に炎症が起きてしまいます。
歯石には大きく分けて、歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石があります。
歯肉縁上歯石は見た目は白っぽくしたの前歯の裏側や上顎の奥歯のほっぺた側の歯と歯茎の生え際の部分によくついています。
縁上歯石は早ければ2,3日で歯垢から歯石に変わってしまいますので、しっかりブラッシングを行うことである程度は予防することができます。歯肉縁上歯石は、超音波スケーラーなどで簡単に取ることができます。
一方歯肉縁下歯石は見た目は黒っぽく歯周ポケットの中に存在します。
歯肉の炎症により出血がありその血が固まった色が縁下歯石が黒い正体です。
歯肉縁下歯石は歯石は歯肉縁上歯石が時間をかけて歯周ポケットに入り込んでいくことでできます。
歯肉縁下歯石は歯の根っこの部分にひっつき、慢性的に炎症を起こしていくので、歯の周りの骨(歯槽骨)を溶かしていき、症状のないまま歯周病を重症にしていってしまいます。
歯肉縁下歯石は歯周ポケットの深い位置についていることが多いので、超音波スケーラーでは届かないので、ハンドインスツルメントを使う必要があります。
このハンドインスツルメントを歯茎の中に上手に入れることができないと、術中の痛みの原因となります。

歯石を除去するメリット
歯石を除去することで、お口の中の炎症性の物質を取り除くことができ、さらに歯石などで歯の一部分が磨けなくなってしまっている部分を清掃可能にすることもできます。
お口の中の環境が良好になることで、歯周病の進行を食い止めたり、将来的に残せる歯の本数を増やすこともできます。実際歯周病治療や歯の定期検診に通っている方とそうでない方では80歳時点での歯の残存数が大きく異なります。
歯がなくなってしまいますと、やはりものがしっかり噛めない、入れ歯を入れても違和感がある。そういったことがつきまとってしまいます。
今ある歯をなるべく長く残ししっかり噛める状態にしておくことが、本当のお口の中の健康寿命の向上と言えるでしょう。

歯石除去の際の痛みについて
歯周病の炎症がある歯茎を触ると痛みや出血が必ずあります。
しかしその部分を触らなければ歯周病の炎症は消退していきません。
当院では歯石除去の際になるべく痛みを少なくするために、歯科衛生士のスキルアップを日頃から行い、なるべく痛みの少ない治療を目指しています。
万が一痛みのある場合や痛みが許容できない場合は可能な限りの処置を行わせていただいております。
どうしても痛む場合は麻酔などを併用しながら治療することも可能です。
特に歯肉縁下歯石を除去する際には、歯の周囲の歯周ポケットに器具を挿入し、歯石や感染物質を除去していきます。その際に出血は出てきます。この出血は歯周組織を不用意に傷つけているのではなく、炎症性の物質を除去する際に死肉に炎症が起きていると生じるものです。
また治療後に知覚過敏のような歯がしみる症状や、歯が浮いたような感覚になることがあります。
歯石を取ることによって、今まで歯石で隠れていた本来の歯の部分が露出したりすることで生じます。
こちらも時間が経てば症状は落ち着いてきますので、様子見ていただければ大丈夫です。
ご不安な方は一度ご相談ください。

歯周病治療が痛むかもしれないからと言って、歯周病の治療や定期検診を怠ると歯周病はあなたの知らないうちのどんどん進行します。
歯周病は自覚症状がほとんどないまま進行していき、自分で自覚した時には病状がかなり進行している状態歯周病が重度の状態になっていることがほとんどです。
- 最近硬いものを食べにくくなった。
- 歯ブラシをした際に歯茎から出血する。
- 歯が動いている気がする。
- 口臭を指摘された、または口臭が気になる
- 1年以上歯科医院で定期検診を受けていない。
このような項目に当てはまる方は手遅れになる前に歯科医院の受診をおすすめします。
美味しいご飯を気兼ねなく食べる。家族や友達との会話を楽しむ。一見当たり前のようなことですが、歯を失ってからはじめて後悔というものをされます。
皆様にはそうなってほしくないため、ぜひ歯科医院での定期検診を受けることをオススメします。
北川歯科医院では、歯科衛生士の専用の予防チェアを設けることで、予約時間通りに診療を進めることができます。はじめは歯科医院は緊張するし、行きづらいという方でも当院にもう何年も通っていただいている方もいらっしゃいます。

スタッフ一同お待ちしております。



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