入れ歯になってしまった人へのブログ

大阪府枚方市大峰南町の北川歯科医院です。

本日は入れ歯についてのお話です。
入れ歯は自分の歯を失ってしまった場合に一番簡単で、費用も安く済ませられる良い治療法の一つだと思います。

しかしながら、正しい知識がないと、将来的に自分の歯をさらに失うリスクが上がる原因の一つになってしまうかもしれません。

そこで今回は入れ歯の正しい知識を身につけることで、将来的にご自身の歯を残していけるようにしていきましょう!

入れ歯の種類

入れ歯には色々な種類があります。
まず保険適応で作ることができる入れ歯についてご紹介していきます。

総入れ歯

こちらは全ての歯を失った場合に入れることができる入れ歯です。

この写真のものは上下ともに一本も歯が残っていない場合のものになります。

保険診療で使う入れ歯はレジンと呼ばれるプラスチックで作られています。
プラスチックはどうしても分厚く作らないと割れてしまったりという点が違和感に繋がります。

保険診療にておおよそ8000円〜2万円程度です保険の負担割合や使う材質によって若干費用が異なります。

部分入れ歯

こちらは部分的に歯を失った人の場合に入れる部分入れ歯です。
1本から20本以上歯を失った方がこの部分入れ歯を使います。

こちらのものは下顎の両側の奥歯を失った場合の設計です。

クラスプと呼ばれる金属の留め金を残っている歯にかけて、入れ歯が外れないようにします。
前歯にしか歯が残っていなかったり、前歯の周囲の歯がなくなった場合には、このクラスプの部分が前歯にかかり、金属の留め金が見えてしまうということがデメリットです。

保険診療ですので、保険点数によって費用が決まっておりますので、歯の本数や使うクラスプ、人工歯の材料、患者さんの保険の負担割合などで費用が若干変動します。

おおよそ1万円〜3万円程度が多い印象ですが、場合によって異なりますので、気になる方は事前にご相談ください。

ノンクラスプデンチャー

先程の部分入れ歯のもので金属のクラスプを使わないものをノンンクラスプデンチャーと呼びます。

留め金部分が歯茎の色に近いピンク色をしているので、見た目が見えにくいというメリットがあります。
前歯に金属の留め金が見えて嫌だ!という方にはこちらがおすすめです。
※こちらは保険外診療となります

当院でもノンクラスプデンチャーを行っており、欠損している歯の本数にもよりますが、10万円〜25万円程度です。歯の本数が多くなれば費用が上がりますので、一度ご相談いただけましたらと思います。

金属床義歯

保険治療で用いることができる材料は決まっているのですが、どうしてもプラスチックの部分が分厚くなり、異物感などに繋がったり、噛み合わせの強い方だと入れ歯が割れてしまうことがあります。

金属床義歯はプラスチックのものと比べ、薄く作ることができますので、違和感だったり、歯茎とのフィットもより良いものとなります。
適合性や噛み心地、異物感の少なさや壊れにくさを兼ね備えているのが金属床義歯となります。

こちらも保険外診療となりますので、欠損している歯の本数にもよりますが、15万円〜30万円程度となります。詳しくは歯科医師にご相談ください。

入れ歯の定期検診

入れ歯は作って入れて終了ではありません。
お口の中の変化に対応していかないと、結果的に他の歯を痛めてしまうかもしれません。

ここからはなぜ義歯の定期検診が必要なのか見ていきましょう。

入れ歯が臭う

入れ歯をお口の中に入れていると、必ず唾液やプラーク(歯垢)が付着します。
毎日のケアに関しては義歯ブラシなどで丁寧に汚れをとって、入れ歯専用の洗浄液で、消毒をするのが一般的ではありますが、歯垢が少しでも残っていると、その後歯石となります。

歯周病の原因となる歯石ですが、入れ歯にも付着することがあり、放置するとお口の中の匂いの原因にもなります。
歯石になってしまった汚れは、どれだけブラシで磨いても撮れないことがほとんどですので、
専用の機械で汚れを落とす必要があります。

お口の匂いは自分ではなかなか気付きませんし、他人に聞いても気を使われるだけなことが多いでしょう。
困った時は専門家(歯科医院)で相談しましょう。

入れ歯が合わなくなる

長年使っていくと入れ歯も人工物ですので、お口の環境と合わなくなってくることがあります。

例えば歯がない部分の歯茎の土手の部分がだんだん痩せてきて、型をとった時と比べると土手が小さくなってしまうとそこの歯茎と入れ歯との間に隙間ができてしまいます。

隙間ができると細かいゴマやふりかけの細かいのだったり、ものがよく挟まるといったことが起きてきます。
そういった状態が長く続くとより歯茎がやせていきやすい状況になってしまいます。

また入れ歯をつけると物が入って痛いといったことが起きてしまい、結果的にうまく使えなくなってしまうということも起きます。

入れ歯の内面があっていない場合は入れ歯を全て作り直す必要はなく、内面の調整で調整で済む場合もありますので、一度ご相談ください。

人工歯のすり減り

また長年使っていると、人工歯がすり減ってきます。自分の天然の歯でもすり減ることがありますが、特に保険の材料で使われている人工歯は硬質レジンと呼ばれる硬いプラスチックなので、徐々に噛み合わせの力によってすり減ってきます。

噛み合わせが変わるとどうしてもそちらで薄いもの、海苔や野菜などを噛み切りにくくなり、他の部分で噛むことが増えてしまいます。

そうなると残っている歯に噛み合わせの力の負担がかかり、他の歯をダメにしてしまう可能性が上がってしまいます。

定期的に噛み合わせのチェックなどが必要です。やはり入れ歯はメンテナンスが必須ですね

毎日のお手入れのポイント

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基本的には食事のたびに外して洗ってください。どうしても外出先などで外せない場合でも最低限朝と夜は磨きましょう。

入れ歯を洗う際は、洗面器などに水をはり、その上で洗いましょう。落として割れてしまうことを防止します。

入れ歯を洗う際は、専用の義歯ブラシもしくは使う古した歯ブラシを使われると良いでしょう。食器洗い用のスポンジなども使っても良いでしょう。

綺麗に清掃できたかは、指で触ってヌルヌル感がしっかりとれているかを確認してください。
しっかりと擦ることによってしっかり汚れが取れます。

入れ歯洗浄剤は必ず使わなくても良いですが、使用することでより清潔に保つことができます。
洗浄剤だけでは汚れを取りきることができませんので、必ずブラシで擦るようにしてください。

洗い終わったら水中に保管してください。入れ歯は乾燥するとひび割れや変形の原因となります。
できるだけ長く使えるようにしていきましょう。

終わりに

枚方市の北川歯科医院では長年、義歯の治療を含め様々な治療してきました。

入れ歯に関しても、安定して長く使えるように治療の技術を磨いております。
入れ歯は昔からある治療方法ではありますが、上手に使えばしっかり噛めるように作ることも可能です。

もし今の入れ歯が合わない、噛んだら痛い、痛くて入れれないそういうお悩みを持っていらっしゃるのであれば、一度ご相談いただければと思います。

1人でも歯のことの悩みを解消できればと思って、日々診療に取り組んでおりますので、ご期待に添えるように頑張っていきます。

お口の中のことや健康のことでも、気になることがあればなんでもご相談ください。