歯を残すためにできること

はじめに

楽しく友達や家族とご飯を食べたり、会話を楽しみながら過ごす時間というのはなにものにも変え難いほどの有意義な時間と言えるでしょう。
実際2020年のコロナ禍を経験し、いかに友人と会って食事をし、たわいもない話をすること。家族、親戚などと集まり、団欒の時間を過ごすことが貴重な時間であったと身にしみた経験ではないでしょうか?

そんなかけがえのない時間をお口の中のトラブルが原因で台無しにしてはもったいないです。

どれだけ年齢を重ねても、自分の歯をなるべく保ち、健康な状態を維持することというのは、後々の人生に大きな影響を与えると思います。

歯を失う原因としては、歯周病、虫歯、歯の破折でほぼ80%以上を占めます。

原因がわかっているならしっかりと対処をすれば、将来お口の中のことで困ることなく、豊かな人生を送れるかもしれません。

枚方市で歯を抜かない・歯を残す治療をするためにこちらの記事もたくさんの方々に読まれています。

歯を失う原因

歯周病

歯を失う主な原因としてあげられるのは、歯周病です。

歯周病とはよく歯茎が腫れる、歯茎が下がる、歯がグラグラするといった症状が出ることから歯茎の病気という認識が強いかもしれませんが、実際は歯茎の下にある歯を支える顎の骨が溶けてしまうことが大きな原因です。

歯垢(プラーク)に含まれる細菌による感染で歯茎に常時炎症が起き、その周囲の骨を溶かしていくことで、症状がほとんどないまま進行してしまう病気です。

前述のような歯茎が腫れる、歯茎がさがる、歯がグラグラするなどの症状が出現した場合は、歯周病としてかなり進行している状況の可能性もあります。

歯垢(プラーク)は食べカスではありません。歯に残ったわずかな汚れを細菌が餌として集まってきた、言わばバイ菌の塊です。そんなものと一緒にご飯を食べていたら当然体調も悪くなるし、全身の病気も発症するリスクになるのは当たり前かもしれません。

こちらの歯周病とはという記事で歯周病に関して詳しく書いておりますので、よろしければこちらもご確認ください。

虫歯

虫歯も歯を失う主な原因の一つです。

虫歯は歯垢などが歯の表面に長く停滞し、その結果虫歯菌によって酸が産生され、歯が溶けていく病気です。

初期段階の虫歯は「脱灰」と呼ばれる状態で、歯の表面のエナメル質の一部分だけが一層溶けている状態です。この状態であれば、唾液の修復力による「再石灰化」により、元通りになるかもしれません。
再石灰化を促すためには、高濃度のフッ素を取り入れたりすることで歯を元の健康な状態に修復できるかもしれません。

虫歯が進行していくと、歯の内面の象牙質という部分に到達します。
この辺りからは治療が必要になってくるのですが、基本的に虫歯の治療というのは、虫歯になった部分を削り取ってその後代替の材料で埋めるという処置です。

ですので、むし歯の治療をすればするほど、自分の歯はなくなっていきますし、自分の歯が無くなればなくなるほど抜歯(歯を抜く)が近づいていると考えるべきであります。

私たちにできることはなるべく早い段階で、治療の介入すべきかを判断し、必要な場合なるべく小さい処置で終われるように努力することで、患者さんたちができることは、定期的に歯科医院を受診することです。

これらを怠ることなく継続すれば、20年後、30年後あなたの残っている歯の本数は圧倒的に差が生まれるでしょう。

早期発見・早期治療のために

定期検診の必要性

歯周病も虫歯も初期はほとんど自覚症状はありません。あなたが自分で歯周病や虫歯を診断できるというなら必要ないかもしれませんが、歯周病でいうと何か症状が出現した際にはかなり重症であるということ、歯に穴が空いているレベルは虫歯でいうとかなり大きい虫歯ということです。

そこまで放置する前に歯科医院にて定期検診を受診し、お口の中の問題がないかの確認しておくと良いでしょう。

ちなみに学校などで行う歯科検診や企業などで行う歯科検診で虫歯がないと診断されても、油断しないでください。学校などで行う歯科検診は大きな欠損(かけている、穴が空いている)以外は虫歯と診断しないことがあります。
学校検診で虫歯がなかった、企業検診で大丈夫と言われたという人ほど、潜在的に多数歯にわたり虫歯や歯周病の進行が見られることがありますので注意してください

定期検診で行うこと

歯科医院で行う歯の定期検診は、お口全体の診査・診断、そして全体のクリーニングや歯石の除去、清掃器具の使用法や清掃方法の指導などを行います。

ご自身による日常のセルフケアはとても大事ですが、どんなに熟練した方でも全ての汚れを取り切ることは現実的ではありません。
実際私たち歯科医師や歯科衛生士でも、全ても歯垢(プラーク)を取り切ることは難しいからです。

ですので定期的に歯科医院でのメンテナンスを私たちも受けています。

少しでも汚れが残っていると、歯の汚れ(歯垢、プラーク)は石灰化して歯石となります。
歯石になってしまうと、歯ブラシでは落とせない汚れとなり、細菌の巣窟となってしまいます。

日常生活で気をつけること

規則正しい食生活

基本的に食べ物を食べるとお口の中が酸性に傾きます。

お口の中が酸性になっていると、虫歯菌などの活動が活発になり、虫歯が進行しやすい状態になります。
この酸性状態を中和してくれるのが「唾液」なのです。

唾液はお口の中に残った食べカス(歯垢、プラーク)などを洗い流してくれたり、酸性状態のお口の中を中和させる役割があります。

頻回な食事回数で、お口の中の酸性の時間が長く続いたり、間食や糖分の入った飲み物をダラダラと摂取すると、虫歯が進行するリスクがどんどん高まります。

お口の中の唾液が少ない方は虫歯になるリスクが非常に高くなるので、食べたあとは水を飲んだり、軽く口を濯ぐだけでも変わりますので、日常生活から見直してみてはいかがでしょうか?

喫煙

喫煙は歯周病のリスクを増加させます。
タバコの成分の中のニコチンなどが、血管を収縮する作用があり、例えば歯茎が腫れていると本来歯ブラシなどが当たると出血するのですが、タバコの影響により、歯茎の血管が収縮し、本来炎症が起きている場所でも出血が起きずに気づかないというデメリットがあります。

またタバコの成分の中には歯に着色の汚れをつきやすくする成分もあり、着色汚れは歯の表面がざらざらするので、結果的に歯の汚れが停滞しやすく、歯周病や虫歯を惹起させる要因となってしまいます。

タバコをやめてください!とまでは言えませんが、せめてタバコが原因でお口の中が崩壊していくのは避けてほしいですね。

まとめ

自分の歯を残し、健康的な生活をする、楽しく食事をすることで人生をより豊かにする方法はあります。
毎日のブラッシング歯磨きやフロスや歯間ブラシを使うことでも、将来的に自分の歯を残せる本数は大きく変わってくるとお思います。

歯ブラシや歯磨き粉だけでは完璧な状態にはなりませんので、歯科医院での定期検診やメンテナンスをぜひ受けるようにしてください。その結果として、お口の健康を守るモチベーションにもつながり、健康寿命にもつながると思います

自分だけで歯の健康を守っていくことは限界があると思います。歯科医院での定期的なプロのサポートを受けながら少しづつ良い状態に持っていき、保っていけるようにしていきたいですね!

北川歯科医院では、定期的なメンテナンス、定期検診に長く通っていただいている方が多数いらっしゃいます。小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い年代に支持されております。
ご希望であれば個室で診療することも可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。