「大きな病院で親知らずを抜いて」と言われた方へ

― 当院でも対応できる可能性があります ―

「この親知らずはうちでは抜けません。大きな病院へ行ってください。」

歯科医院でそう言われ、不安になった経験はありませんか?
「そんなに危険なの?」「自分の歯は特別悪い状態なの?」と心配になる方も多いと思います。

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しかし実際には、“大きな病院で抜いた方が安全”と判断される親知らずには、医学的な理由があるのです。そして、その理由を理解すると「=必ず大学病院でないと無理」というわけではないケースもあります。

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今回は、

✅ なぜ大きな病院を紹介されるのか
✅ 親知らず抜歯に潜むリスク
✅ 当院で対応できるケース

を、専門用語をできるだけかみ砕いて解説します。

あなたのお口の悩みを少しでも解決できる糸口になれば嬉しいです。


そもそも親知らずとは?

親知らず(第三大臼歯)は、一番奥に生える歯で、現代人の顎のサイズではまっすぐ生えにくい歯です。

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そのため、

  • 横向きに埋まる
  • 半分だけ出ている
  • 神経の近くにある

といった状態になりやすく、抜歯の難易度が上がります。

通常まっすぐ生えている歯と違って親知らずの抜歯にはさまざまな抜歯に必要な手技があります。


なぜ「大きな病院で」と言われるのか?

① 神経が近い

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下の親知らずの近くには、

下歯槽神経(かしそうしんけい)
👉 下唇や顎の感覚を司る神経

が走っています。

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これが非常に近い場合、

  • 一時的なしびれ(麻酔が効いているような状態)
  • ごく稀に感覚異常(触っているのはわかるが、鈍く感じる)

のリスクがあるため、より設備の整った環境が推奨されることがあります。


② 深く埋まっている・骨を削る必要がある

深い埋伏(まいふく:骨の中に埋まっている状態)の場合、

  • 歯を分割する
  • 骨を削る

といった外科処置が必要になります。

これは外科的な判断と経験が重要なため、慎重な対応が求められます。

歯科医師は基本的に全ての処置をそつなくこなす先生が多いですが、実は歯科医師の先生によって細かな専門分野が異なります。
例えば被せ物や詰め物、入れ歯を作る補綴科(ほてつか)や歯の神経を専門とするような歯内療法科(しないりょうほうか)、お口の周囲の腫瘍や親知らずの抜歯など外科的な処置をする口腔外科(こうくうげか)などさまざまな専門分野があります。
お医者さんの内科や外科、耳鼻科、眼科などと同じようなイメージを持っていただいたら結構です。

例えば内科の先生に目の相談や耳や喉の相談をしませんよね?
もちろん相談しても良いですが、毎日血圧やお腹の調子などを診察している先生に目や耳の手術をお願いしませんよね?
そんな感じで歯科の先生にも実は専門というものがあります。

世の中の歯科の先生は非常に勉強されている先生が多く、補綴の専門の先生でも外科的な治療や歯内療法の治療を上手にされる先生も多くいますが、その一方で、自分の得意分野でない治療の部分を大きな病院に紹介する方が患者さんにもメリットが多いだろうという判断をしたということです。


③ 全身管理が必要な場合

  • 持病がある
  • 血液をサラサラにする薬を服用
  • 強い恐怖心がある

といった場合、医科連携が取れる環境が安心です。

特に全身麻酔などはできる施設が限られておりますので、そういった処置をご希望の際には大きな病院に行って処置をする必要があります。


親知らず抜歯の主なリスク

過度に怖がる必要はありませんが、理解しておくことは大切です。

  • 腫れ・痛み
  • 出血
  • ドライソケット(血のかさぶたができない状態)
  • 神経への影響

これらは適切な診査と技術で大幅にリスクを下げられます


当院で対応できる可能性がある理由

当院では、

👉 口腔外科認定医による診断・処置
👉 レントゲン/必要に応じたCTによる精密検査
👉 外科的抜歯への対応経験

を備えており、

「紹介された=必ず大学病院でしかできない」

というケース以外は、院内で安全に処置できる可能性があります。

もちろん、

✔ 本当に高次医療機関が必要
✔ 神経リスクが非常に高い

と判断した場合は、無理に治療は行いません。

最優先は患者さんの安全です。

大きな病院に行くメリットももちろんあります。
大きな病院では常に親知らずの抜歯や外科的な処置を毎日のように行うドクターが多数いますし、看護師さんやお医者さんもいますので、何かあった場合に処置が適切に行われます。

もちろん一般の歯科医院でもそのような対応をできる限り心がけておりますが、人数や規模が異なることは間違い無いでしょう。


まずは相談だけでも大丈夫です

親知らずは、

  • 痛くなってからでは腫れやすい
  • 炎症があると抜歯難易度が上がる

ため、早めの相談が理想です。

「大きな病院と言われたけど不安」
「本当にここで抜けるの?」

そんな疑問をお持ちの方は、まず診査だけでも構いません。

枚方市の北川歯科医院では、口腔外科認定医の北川祐介が診察しますので、ご安心ください。

あなたの状態を丁寧に確認し、最適な選択肢をご提案します。


まとめ

✔ 大きな病院紹介には医学的理由がある
✔ 親知らずは状態により難易度が変わる
✔ 専門医がいれば院内対応可能な場合も多い
✔ 最も大切なのは安全な判断


親知らず抜歯は「怖い治療」ではなく、
正確な診断と適切な技術があれば安全に行える処置です。

不安を抱えたままにせず、ぜひ一度ご相談ください。
あなたにとって最も安心できる治療方法を一緒に考えていきましょう。