口臭大丈夫ですか?
こんにちわ 枚方市の北川歯科医院です。
突然ですが、あなたの口臭は大丈夫でしょうか?
実は口臭は自覚症状がある方が少なく、むしろ他人から指摘されることが多いのです。
そして口臭は単なるお口の臭いというだけでなく、さまざまな全身の疾患と関連性があるとも言われています。
そこで今回は、口臭の原因とその対策についてお話ししていきたいと思います。

実際に全国1万人を対象にしたアンケート調査において、各年代に口臭が気になるという方が多数見られます。
なかなか他人に「私の口臭大丈夫?」と聞きづらいと思いますので、その原因と対策を知ることで、予防していけたらと思います。
口臭の原因
まず知っておいて欲しいこととして、全く無臭の方というのはいません。もちろん自分は口臭絶対大丈夫という方もいらっしゃるとは思いますが、何かしらある程度の臭いは存在するということです。
そして、口臭には原因別にさまざまな種類があります。
生理的口臭
一般的な生理的口臭
例えば緊張してお口の中の唾液が減ったり、口呼吸によってお口の中が乾燥したりすることで、それが口臭につながることがあります。
朝起きた時に口が臭いと感じるものは就寝時は口呼吸になっていたり、唾液の分泌量が減るためお口が乾燥し、口臭の原因となるのです。これらの口臭は病的というより一般的な口臭であるため、あまり気にする必要はありません。
ホルモンの変調による生理的口臭
例えば妊娠や出産により女性ホルモンのバランスが崩れたり、更年期や思春期などホルモンバランスを崩しやすい時期に口臭を感じることがあります。
これらは環境の変化によるものなので、生活のリズムやホルモンバランスが整えば自然となくなるものです。
大切なのはそういう可能性があるということを知っておくことなので、事前に把握しておきましょう。
嗜好品・飲食物などの生理的口臭
ニンニクやアルコールなど日々の食べ物や飲み物の影響で起こる口臭です。
前日ニンニクマシマシのラーメンや焼肉を食べたり、お酒を遅くまで飲んでいると、口臭を含め体臭として出てきます。もちろんこれらの食べ物や飲み物を食べたり飲んだりしなければ、口臭が出現するということはありませんので、これらの口臭は病的なものとは言えないでしょう。

病的口臭
歯科領域の疾患
お口の中の疾患が原因で、口臭が生じる場合です。
歯周炎や歯肉炎、口腔粘膜の炎症や悪性腫瘍などが口臭を発する原因となります。
この分野の口臭はのちに深掘りしていきます。
耳鼻科領域の疾患
副鼻腔炎や咽頭・咽喉の炎症や悪性腫瘍などが原因の場合もあります。
副鼻腔炎などは口呼吸を助長することがありますので、副鼻腔炎が原因で口臭が出やすいこともあります。
内科的疾患
代表的な疾患で言うと糖尿病や肝疾患・腎疾患などが挙げられます。
どの疾患も特徴的な口臭を保有していることが多く、通常と異なる口臭を感じた際は医療機関の受診をお勧めします。
歯科領域の口臭
病的な口臭のうち、ほとんどが歯科疾患が原因の口臭と考えられております。
具体的には食べ物を食べた後の食べカスや、お口の中の粘膜が剥がれ落ちた際に、それらを分解しようと様々なお口の中の細菌が集まってきます。
その細菌の塊が歯垢(プラーク)であり、歯石であり、舌苔であるのです。
それらの細菌の塊は、揮発性化合物を発生させ
「硫化水素」
「メチルメルカプタン」
「ジメチルサルファイド」といった成分をお口の中へ放出します。
これらの揮発性化合物は、お口の中の食べカスや歯周病菌などの塊が原因で生じますので、それらを予防することで口臭の発生を予防することができます。
マウスウォッシュやミントタブレットなど市販されているような口臭予防とされているものは、歯科疾患由来の病的な口臭の場合、実はあまり効果がなく、ミント臭などで一時的に口臭を打ち消しているだけであって、根本的な原因解決にはなっておりません。

口臭の予防方法〜歯科疾患編〜
口臭の予防方法は様々ありますが、自宅でできる方法と歯科医院で行う方法の大きく分けて二つあります。
どちらか一方だけでは効果的ではないので、自宅で行うセルフケアと歯科医院で行うプロフェッショナルケアの両方を行いましょう。
プロフェッショナルケア編
歯科医院で行う口臭ケアは単なる食べカスのお掃除ではありません。れっきとした歯周病の治療です。
「私は歯周病なんかじゃない!」と思われるかもしれませんが、実は歯周病は成人の約8割が罹患していると言われております。
歯周病の定義としては歯周ポケットの値が4mm以上、歯肉からの出血や排膿が見られるなど様々ありますす。
そしてこの歯周ポケットに汚れが停滞すると、口臭の発生原因となってしまいます。
特に4mm以上の歯周ポケットがあると、お口の中の深い部分に細菌の住処を作ってしまうことになり、そこは比較的酸素が届きにくい場所となります。そういう歯周ポケットの深い部分に繁殖する細菌は嫌気性菌と呼ばれ、先ほど説明した揮発性化合物を発生させ、口臭の原因となるのです。
歯医者さんで歯石とりと聞くと、食べカスを掃除してくれているという認識の方がいらっしゃいますが、実は歯の周りや歯茎の中についている歯石などをきれいにとっているのです。これらは歯ブラシでは取れない石灰化した細菌の塊ですので、歯科医院でしっかりケアしなければ取れません。
細菌の塊である歯石をしっかりと除去することで、口臭の原因をしっかりと断ち切り、健康なお口の中を作ることができます。
セルフケア編
歯科医院でお口の中の環境を整えたら、あとはご自宅でその健康な状態を維持できるようにしましょう。
歯石は一度とっても多少はついてきまうので、定期的なメンテナンスは歯科医院で行い、それ以外の部分をセルフケアで頑張るといった流れです。
具体的にはできる限りの歯の汚れを歯ブラシなどブラッシングでしっかり取り除く。特に歯茎のきわ(歯周ポケットの部分)や歯と歯の間の汚れなどは歯ブラシだけでは取りきれないことが多いので、歯間ブラシやデンタルフロスを使うことがオススメです。
また舌苔も気になる場合は軽く清掃してあげると良いでしょう。
特に舌苔が白っぽくついていて、さらにコーヒーなどの香りの強いものを頻繁に飲むとその舌苔に浸透してしまうので、舌ブラシなどで表面を軽く拭ってあげましょう。
硬い歯ブラシなどでしっかり擦ると、舌の表面が傷つき余計に舌苔がついてしまいますので、あくまで軽く撫でるようにしてください。
以上のような歯科医院におけるプロフェッショナルケアとご自宅でのセルフケアにて口臭を予防することができます。
なかなか他人に聞けないお口の悩みも歯科医院なら相談しやすいですよね

北川歯科医院では個室での定期検診や治療が可能です。ご希望の際は事前にご連絡ください。
皆さんがお口の中のことで少しでも心配事や不安なことがなくなるように今後も発信を続けていきたいと思います。


